この古墳は、蕪木古墳群の中で最大規模の前方後円墳で、全長70メートル、前方部幅42メートル、高さ7メートル、後円部径47メートル、高さ7メートルを測ります。
埋葬部は、昭和27年に日本大学考古学会代表の軽部慈恩教授が中心となり、発掘調査が行われました。その結果、前室、後室を設けた複式構造の横穴式石室で、石材は凝灰質泥岩(シルト岩と砂の混合岩)で構築されています。
墳丘中段の前方部側で円筒埴輪や形象埴輪が出土し、後円部側で円筒埴輪のみが出土していますが、何れも本報告がないため詳細は不明です。
所在地:山武市松尾町蕪木
指定日:2014年3月26日