いつ頃からか不明ではあるが、元禄16年(1703年)に作成した記述のある獅子頭が現存しているので、その時代にはすでに獅子舞が行われていたのであろう。この獅子頭は、柳の木の根で作られたものと伝えられている。
この獅子舞は一時中断していたが、大正元年に復活し「本須賀北京塚獅子舞保存会」により伝承されてきた。しかし、北京塚地区だけでは後継者不足により途絶えそうになったため、平成5年より本須賀全地区による「本須賀八坂神社獅子舞保存会」を発足し伝承に努めている。
演目は、平神楽、四ッ足、三匹四ッ足、鳥さし、和藤内、ふり込みなどがあり豊富である。獅子頭を手挽車に載せて引き、これに舞う人・後カブリ各1名、ハヤシ方として笛3名、太鼓1名、鼓(ツヅミ、オーカ)1名、鼓(ツヅミ、コト)3名で構成されている。
昔は八坂神社の祭典の時以外にも疫病退治のため、本須賀全地区を廻ったこともあるが、現在は八坂神社の祭典の際御輿について行き、その休憩場(各小字毎)で休憩中の御輿の前で舞を奉納している。
所在地 : 山武市本須賀
指定日 : 1977年12月1日