1.策定の趣旨
本市の特徴的な資源であるサンブスギの多くは「スギ非赤枯性溝腐病」に罹患しており、木材としての価値が低下しています。また、担い手不足や国産材の価値低迷により、管理が行き届かない森林が増加してしまいました。
そのような中で発生した令和元年房総半島台風は、市内でも甚大な被害をもたらし、その際の倒木が長期間の停電の原因になるなど市民生活にも大きな影響を及ぼしました。森林の荒廃は全国的な課題でもあり、森林が有する地球温暖化防止、国土保全、水源涵養といった国民に広く恩恵のある公益的機能の回復・増進には森林の整備・保全が急務となっています。
令和3年度には、「山武市森林づくり審議会」が設置され、森林が持つ本来の機能、そして、わがまちの森林の風景を次の世代に残していくための検討が始まりました。
そして、山武市の森林づくりの課題を整理し、目指す森林の方向として「文化」「教育」「木材資源」「災害抑制」「水源」「快適環境」の6つの項目ごとに目標に定め「市が心身の豊かさを享受するための持続可能な森林づくり」を目指し、山武市ならではの森林の在り方と森林を活用したまちづくりの考え方をまとめた「山武市森林づくりマスタープラン」を策定いたしました。
2.計画の位置づけ
山武市森林づくりマスタープラン [PDF形式/8MB]
森林づくりイメージ図