ローリングストック法とは
レトルト食品や加工品、ジュースなど、日常的に食べる食品や飲料を多めに買い、使ったら切らさないよう繰り返し買い足し、常に新しいものを備蓄する方法を「ローリングストック法」と言います。長期間保存できる高価な食料だけを買わずに済むほか、普段から食べ慣れているものを災害時に食べることができます。中でも、乳幼児や高 齢者は食べられるものが日々変化するため、定期的に買い替えることができるローリングストック法を活用しましょう。
ローリングストックのやり方
普段から多めに食材を買っておいて備蓄しておく
→普段の食事で古い順に使っていく
→その分、また新しく買い足していく
⇒いつもある程度の量の食材が備蓄されている状態が続く
これが「ローリングストック」です。
ポイントは、日常生活で食べているモノで実践すること。
そうしないと古い食材ばかりになってしまいます。
また、ローリングストックを実施するうえで加えて準備をしておきたいものが、「カセットコンロ」です。
基本的に調理の必要がない「非常食」と違い、「普段と同じ食事」を備蓄するローリングストックでは調理が必要となります。
そのためにはカセットコンロを使用することが効率的です。
自分の家にとって備蓄しやすいローリングストック食材を見つけることがポイントとなります。
ストックしておくと良い食べ物の例
- 主食(米、カップ麺、うどん、そば、そうめん、パスタなど。)
- 主菜(カレー・丼・パスターソースなどのレトルト・インスタント食品、缶詰など。)
- 副菜(たまねぎ・じゃがいもなどの日持ちのする野菜、インスタント味噌汁や即席スープ、調味料など。)
- その他(水、お茶、清涼飲料水、粉ミルク、離乳食、アレルギー対応食、果物、お菓子類など。)
用意しておくと便利なもの
- カセットコンロ(大規模な災害の場合電気・ガスが使えないこともある)
- ガスボンベ
- カセットコンロに使える鍋など
参考 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」
備蓄に適した食品の選び方、ローリングストック法等による日頃の活用方法、災害時に役立つ簡単レシピなどの実践的な内容を取りまとめた「災害時に備えた食品ストックガイド」を農林水産省が公開していますので、こちらも参考にしてください。