心の健康
現代社会では、誰もが心の健康を損なう可能性があり、一人ひとりが身近な問題として受け止めることが大切です
現代社会では、様々なストレスにより、うつ病や自律神経失調症など心の健康を損なう人が増えています。心の問題は、誰もが抱える可能性があり、一部の人の問題ではありません。
健康で豊かな人生を送るためには、ストレス対策も含めた生涯にわたる心の健康づくりが重要となります。
自殺対策について
わが国の自殺者数は、平成10年以降14年連続して3万人を超える状態が続き深刻な問題でした。平成24年に15年ぶりに3万人を下回りましたが、世界的にはまだまだ自殺者の多い状態が続いています。国は国民が健康で生きがいを持って暮らすことのできる社会の実現に寄与することを目的として平成18年に「自殺対策基本法」を定めました。
山武市の自殺率は千葉県、国に比べ、高い状況が続いています。そのことを受け止め、平成26年に山武市自殺対策連絡協議会を立ち上げ、自殺対策に取り組んでいます。
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~厚生労働省【地域における自殺の基礎資料】より~
H30年 R1年 R2年 R3年 R4年 R5年 山武市自殺数 17 15 10 10 12 12 山武市自殺率※ 32.26 28.88 19.54 19.87 24.25 24.44 千葉県自殺率※ 16.59 15.18 16.54 15.23 15.91 15.82 国 自殺率※ 16.18 15.67 16.44 16.44 17.25 17.27 ※自殺率とは、人口を10万人に換算した場合の自殺数をあらわします。
あなたもゲートキーパーになりませんか?
ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人のことです。
気づき・傾聴
家族や仲間の変化に気づいて、声をかける。
- まずは、家族や仲間の身なりや言動、態度の変化などに気づきましょう。
- 変化に気づいたら、「なにかあった?」「眠れてる?」など、自分にできる声かけをしていきましょう。
本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける
- 悩みを話してくれそうだったら、安心できる場所を確保し、できるだけ時間をかけて傾聴しましょう。
- 話題をそらす、訴えや気持ちを否定する、表面的な励ましや説得をするなどをせずに、本人の気持ちに寄り添いただ辛さや苦しさに耳を傾けてください。
つなぎ
早めに専門家に相談するよう促す
- 心の病気や社会・経済的な問題等を抱えているようであれば、公的相談機関、医療機関等の専門家への相談につなげましょう。
- 相談を受けた側も、一人では抱え込まず、プライバシーに配慮した上で、本人の置かれている状況や気持ちを理解してくれる家族、友人、上司といったキーパーソンの協力を求め、連携を取りましょう。
見守り
温かく寄り添いながら、じっくりと見守る
- 身体や心の健康状態について自然な雰囲気で声をかけて、あせらず優しく寄り添いながら見守りましょう。
- 必要に応じ、キーパーソンと連携をとり、専門家に情報を提供しましょう。
関連リンク
- 千葉県ホームページ(心の健康のページ)
- いのちと暮らしの相談ナビ(相談窓口検索サイト)
- R6 相談窓口一覧 [PDF形式/428.49KB] [PDF形式/435.27KB]