エボラ出血熱に注意しましょう
エボラ出血熱は、主として患者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)に触れることにより感染する疾病です。
これまでに、アフリカ中央部のコンゴ民主共和国、スーダン、ウガンダ、ガボンやアフリカ西部のギニア、リベリア、シエラレオネ、マリ、ナイジェリア、コートジボワールで発生しています。
2014年3月以降、ギニア、リベリア、シエラレオネ、マリ、ナイジェリアでエボラ出血熱の大規模流行が発生しました。
2018年8月1日からコンゴ民主共和国の北キブ州およびイツリ州においてエボラ出血熱のアウトブレイクが続いており、2019年6月11日には隣国のウガンダ共和国のカセセ県でも患者が確認されました。
エボラ出血熱とは
エボラウイルス(フィロウイルス科)を病原体とする感染症です。
感染経路
主として患者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)に触れることにより感染します。
感染したサルなどの動物の血液、分泌物、排泄物、唾液などとの接触でも感染する可能性があります。
症状
症状は突発的で、発熱、倦怠感、食欲低下、頭痛などがあらわれ、その後嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状が見られます。
重症例では、神経症状、出血症状、血圧低下などが見られ死亡することもあります。
後遺症としては、関節痛、視力障害、聴力障害などが見られることがあります。
予防法
流行している地域への旅行は控えましょう。
流行地域での野生動物や患者には直接触れないようにしましょう。
洞窟には入らないようにしましょう。(コウモリも感染源のひとつです。)
関連リンク
(海外渡航を予定されている方への情報)