古墳はJR松尾駅から北西に約4キロメートル程離れた、山武市松尾町の山室地区にあります。市内を流れる木戸川の中流域、左岸台地上にあり、円墳としては千葉県最大級となります。古墳の周辺には、このほかに16基の古墳が確認されており、大塚古墳群として知られています。
古墳の大きさは、墳丘径64から66メートル、墳丘高9.1メートルを測り、墳丘の中段にテラス面をもった2段築成となっています。また墳丘の周りには、幅3から5メートルの周堤(しゅうてい)と呼ぶ土手が巡っています。
この古墳は、墳丘頂部の一部が破壊されていますが、保存状況は比較的良好です。しかし埴輪や土器片などは確認されておらず、本格的な調査は行われていないので、正確な年代等は分かっていません。
所在地 : 山武市松尾町山室
指定日 : 1992年2月28日