2つ以上の市町村が1つになって新しい市町村が出来たり、ある市町村が他の市町村を編入したりすることです。
他の市町村に通勤通学したり、買い物に行ったりする人が多くなってきて、もっと広い範囲でまちづくりを考える必要が出てきたんです。
それに、環境対策や介護保険など、広域的に取り組んだ方が効果的な課題も増えてきています。
これからは、国や県から行政の権限が移ってきて、市町村の役割が大きくなってくる。どんなまちをつくるか自ら考え、実行していかなければならないし、住民からのさまざまな要望にも応えていかなければならない。
そのためには、今よりもっと財政力をつけたり、専門的な部署を設けたり、専門的な知識をもった職員を増やしたりする必要があるが、小規模な市町村には難しいことです。
高齢者に対する福祉サービスや医療にかかるお金が増える一方で、働く人が少なくなり、税収が減ってきている。
今後、高齢化は急速に進展することが予想されているから、この問題は大きい。
これまでは、市町村の税収が足りなくても、国が地方交付税というものを配分して補うしていた
しかし、景気の低迷で借金がかさみ、国もこれ以上地方交付税の確保が困難になってきたんです。
市町村合併には、多くのメリットがありますが、それとともに心配されることもあります。
みなさんの暮らす地域に個別・具体的にあてはめて考え、とくに心配される事項の対処については、地域で十分話し合って良い解決策を見つけることが大切です。
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