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文化財・歴史

青い目の人形(日米「友情の人形」)

青い目の人形

 昭和2(1927)年春、シドニー・ルイス・ギューリックたちが組織している「世界児童親善会」から、渋沢栄一が会長をつとめた「日本国際児童親善会」に12,739体の人形が託され、日本の小学校・幼稚園・図書館に配布されました。アメリカの子供たちから、雛祭りを祝う日本の子供たちへ贈られた「友情の人形」(Dolls Of Friendship)の中の一体が、成東小学校所蔵の「アリス・プレーブル」という名前の人形です。
 大正14年(1925年)の日本移民を締め出す「新移民法」の成立をめぐり、日米間の国民感情が悪化したのを憂えて、子供同士の「人形交流」を契機として、将来の日米の親善友好を育てたいとの、ギューリック等の念願と努力が実ったものです。
 日本では、「親善の人形」と称し、また通称「青い目の人形」と呼んで歓迎しました。そしてこの人形使節の答礼に、58体の高級日本人形が、クリスマスまでにアメリカに贈られました。

 しかし太平洋戦争のさなか、この「友情の人形」は「敵国の人形」として多くが廃棄処分され、現存している人形は全国で300体あまりにすぎません。県内では214体中10体、山武市では成東小学校だけが保有しています。
 高さ40センチメートルほどの、「青い目の人形(日米「友情の人形」)」には、日米「親善と敵対」の長きにわたる歴史が秘められています。

所在地 : 山武市成東
指定日 : 1987年3月5日

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