文化財・歴史

元禄大津波供養塚

 元禄16年(1703年)11月22日から23日にかかる子の刻(午後11時から午前1時)武蔵・相模・安房・上総を巨大地震が襲い、さらに同日丑の刻(午前1時から3時)高さ4から8メートルの大津波が各地沿岸に襲来した。
 特に九十九里沿岸は5000人以上の死者を出すなど悲惨な被害を受けたといわれる。九十九里沿岸各地には犠牲者を供養するため供養碑が建立されたが、その数は一宮川から木戸川間に18基現存する。本市には百人塚・千人塚の2基が建立された。

百人塚

「百人塚」の画像  碑の左側に建立されている五輪塔の台座の銘文。

上総国本須賀郷大水溺死精霊九拾六人 元禄十六年癸未十一月二二日
導師蔵音寺

所在地 : 山武市本須賀
指定日 : 1980年12月22日

千人塚

「千人塚」の画像  この地蔵尊は元禄大津波の7回忌にあたる宝永6年(1709年)に造立。

【台座銘文】
経白 地蔵菩薩以大慈悲芳□名号□□時元禄十六年未之霜月廿三日
大地震津波而溺死当村諸精霊等七回忌□□□増進仏果誌為乃至自他法界平等利益 松谷村惣念仏講中(以下欠)

所在地 : 山武市松ケ谷
指定日 : 1980年12月22日

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