銅像阿弥陀如来及び両脇侍立像 三体
中尊の如来像は像高49センチメートル5ミリ、脇侍の観音像は像高33センチメートル4ミリ、勢至像は像高33センチメートル2ミリになります。銅の厚さは薄く、いずれも土型原型から一鋳とし、頂などに内型土を残しています。
この像は、姿、大きさ、材質、鍍金などの点から、善光寺式三尊の典型といえます。秀麗な眉目や、よく整理された衣文表現などから、制作年代は鎌倉時代中期を降らないと考えられます。両脇侍の垂髪や天衣は、別の金銅薄板で作って取り付けており、珍しい例です。
この像はもと珍宝山真行寺に安置されていましたが、同寺が廃寺となったので日吉神社の所有となり、現在は山武市歴史民俗資料館で保管しています。
所在地 : 山武市歴史民俗資料館
指定日 : 1980年2月22日
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- 2022年5月14日
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