教育委員会

成東中学校と成東東中学校の適正配置に関する説明会の開催結果について

 教育委員会では、『山武市立小中学校の規模適正化・適正配置基本計画』(以下「計画」という。)について、市民の皆さまと意見交換、検討・協議を重ね、平成28年9月に成案としました。

 この計画では、成東中学校と成東東中学校の学校統合は、成東東中学校を統合後の学校位置として計画されていますが、山武市総合教育会議で市長と教育委員会が協議した結果、成東中学校の校舎老朽化対策として校舎改築を行い、ただちに統合するのではなく、将来的に成東中学校を統合後の学校位置とすることの方向性が確認されました。

 計画に変更が生じることから下記の日程で成東中学校と成東東中学校の適正配置に関する説明会を開催しました。

日時・会場

(1)令和5年2月26日(日曜日)午前10時から 成東東中学校 体育館
(2)令和5年2月26日(日曜日)午後1時30分から 成東中学校 体育館
※(1)、(2)は同じ内容です。

対象者

成東中学校区、成東東中学校区にお住いの方

寄せられた意見と教育委員会の考え

成東東中学校会場

Q. 計画変更にあたり、市長は総合教育会議で、成東東中学校を利用することについてクリアでなくてはならないという発言をしているが、どういうことか。計画変更案を示すにあたって、成東東中学校区の意見等を収集したのか。変えるのであればそれ相応の意見を聞くのが妥当ではないか。
A. すでに決まった方針について理解いただいているとは言えないところがあると感じたため、自分の中で整理し、市長として伝える責任がある中での言葉だと思っています。
計画は教育委員会や議会で協議され、作成されたものですが、一度立ち止まり、ほかの候補地も検討しながら出した結論です。成案を変えるということは重いことですが、将来のためにこの方法で進めたいと考えております。

Q. 平成28年の計画の策定にあたっては、PTAや地域に対し、少人数であったかもしれないが説明会を開催してきた。今回の計画変更について、細かい対応をするのか。
A. 地域への説明やアンケートなど不足する部分もあったかと思いますが、早く対応したいと考え、議会や教育委員会と協議し、今年になってこの説明会を開催することとなりました。子どもたちの教育や学区の将来などに鑑み、今回の判断をしました。

Q. 学校運営に影響が出るとはどういうことか。
A. 教員数が非常に少なくなり、すべての教科に正規の教員が配置できなかったり、部活動が運営できない学校がありました。数年間続くことで、子どもたちへの影響が大きいということで統合した学校がありますが、成東中学校と成東東中学校の組み合わせとは異なる状況です。

Q. 市長の提案を教育委員は理解していると思うが、総合教育会議の会議時間が短いのではないか。
A. 平成30年から6回の総合教育会議を行い、議論されました。各会議は短時間であったかもしれませんが、事前の打ち合わせや論点整理をしてから会議に臨むなどの対応をしながら会議を重ねました。また、直近2回の会議は同じテーマで議論していますが、1回だけの会議で相互理解が難しいということで、2回目の会議を開催しました。疑問や意見を整理し、委員間で重複する部分を省略するなどし、市長の提案を理解するという結論に至りました。

Q. 成東中学校の改修は令和5年度から実施するということだが、予算措置や財政支援があるのか。
A. 予算の前に、基本的な計画や構想を進めていく考えです。財源ですが、一番有利な財源を活用できるよう、市や県の財政部局と調整していきたいと思います。

Q. 統廃合をなぜ実施するのか。これまで開催した説明会にも出ているが、統廃合の理由に納得できていない。
A. 児童生徒数の減少が一番の問題となりますが、減少したから統合ということではなく、それぞれの学校のメリットを有効に活用し存続していきたいと考えております。しかし、デメリットをなくす方法が統合しかないということであれば、統合について検討します。
また、将来的に教育制度なども変わることがあるかもしれませんが、その状況も勘案し、皆さんから意見をいただきながら進めていきたいと思います。

Q. 統廃合計画を中止にできないのか。
A. 将来的に生徒数が減少した時に検討した方がよいと考えます。計画をすべて廃止にするのではなく、将来的に一番望ましい教育環境を整えるために考えていきたいと思います。

Q. 前期計画から削除するというが、後期計画に新しく入れるのか。
A. 計画には令和8年度からの後期計画の統合の組み合わせがありますが、当面は存続することが記載されていますので、現時点で後期計画の内容を決定できるものではないと考えます。

Q. 今日の説明会は、成東中学校を新しく建て替え、成東東中学校と将来的に統合するという内容ではないのか。将来は成東中学校に行くと決定したのか。
A.統合するのであれば、成東中学校の校舎を利用するというものです。計画の変更は、この後の教育委員会会議で決定していきます。
ここ数年で環境が大きく変わっており、人口も減少しています。今回の変更案により、前期計画期間中に成東中学校と成東東中学校は統合しませんが、将来、生徒数が減少するなどした場合に統合が必要となることを踏まえ、将来的にということにしました。

Q. 成東中学校の建て替えは決定で、両校の統合は決定していないということか。
A. 成東中学校の建て替えをさせていただきたいと思います。建て替えている間に統合することはないということです。

Q. 生徒数が減少したら統合ということだが、何人で判断するのか。
A. 人数の予測はできませんので、その時点でふさわしいと思える学校を整えます。また、教育環境が変わる可能性もありますので、皆様と検討していきたいと思います。

Q. 成東中学校の地盤について教えてほしい。
A. 成東中学校がある場所は、周辺が田であり、地盤が心配されますが、その状況に応じた工法や工期等の工夫をしながら対応したいと思います。

意見.

成東中学校は狭いと感じる。将来、教育を受ける子どもたちのことを考えると、統合するとしたら小さすぎても、大きすぎても教育面にはマイナスになると思うので、解消するために様々なことを考えてほしい。過去の近隣の事例でも苦労した話を聞いているので、参考にしてほしい。

意見.

3校から1校に統合したという過去の近隣の事例では、25・6年ぐらいの歳月を要していると思う。人口もあっという間に減少しているが、子どもの数が減少していることに意外と気づいていない。この先、20年、30年経過すると、この問題が表立ってくるのではないか。

意見.

説明にも資料にも、適正という言葉が何回も出てくる。適正とは何か、見方によって解釈が変わってくると思う。地域社会の中で地域文化が学区で支えられてきていることを念頭に置いたうえで、適正という言葉についてもう一度考えてほしい。

意見.

資料が配付されているが、校舎の情報や基礎的な資料があるとよい。小中学校の配置は、どのような環境で育てていくのか、通学距離や通学方法を考えているのかなどを検討していくと思う。時が経てばより新しい計画が現れるのは当然だと思う。


成東中学校会場

Q. 成東中学校の校舎は建て替えるのか。
A. 建て替えとなります。

Q. 成東中学校への通学路は道路が狭く、自転車で通学するには危険と感じることもある。現在の成東中学校の位置が変わらないということなので、通学路の整備も対応してもらえるのか。
A. 通学路の安全対策として対応してまいります。成東駅周辺の整備は、山武市の将来にとっても大事であると考えています。成東駅北側の整備にあたり、中学校の整備とあわせ計画したいと思います。

Q. 校舎建て替え中の子どもたちの学習の場はどうなるのか。
A. 最近新校舎が完成した松尾小学校では、敷地内に仮設校舎を建設し、対応しました。成東中学校の場合はこれから計画を立てていきますが、学習に支障がないように対応したいと思います。

Q. 有権者の人口分布は、ある程度子育てを終えた方と、これから子育てをしていく世代があり、ギャップがあると思う。これから子育てをしていく世代に対して理解が得られるように検討してほしい。
学校建設地として利用が難しい土地については、企業誘致や商業施設誘致など、具体的な計画により、人口が増加する対策をしてほしい。
改築はどのぐらいの時期を考えているのか。
A. 教育委員会会議で正式に計画が成立してから動くことになりますが、教育委員会としては令和5年度から何かしらお示しできるようにしたいと思います。
世代間のギャップがあることは、十分留意していきたいと思います。
企業誘致は、様々な方法や方面に協力を得ながらアプローチをしていますが、難しいところがあります。働く場の創出等、人口増加につながる施策を進めていきたいと思います。

Q. 今の成東中学校のグラウンドは非常に小さいと感じる。学校統合する場合、ある程度の敷地の広さを要すると思うが、どのぐらいの広さを考えているのか。
A. 現在のグラウンドを活用しながら、少しでも広くできるようにしていきたいと思います。具体的な案は今後検討していきます。

Q. 成東中学校の校舎を新しくし、成東中学校と成東東中学校の統合は今後検討するということだが、校舎の場所は白紙ということか。
A. 統合の時期は現時点では見通せませんが、成東中学校と成東東中学校が統合する場合は、成東中学校の校舎を利用する考えです。

Q. 説明会に出席した方が十分理解していないかもしれないので、市民とコンセンサスを十分とりながら進めてほしい。
児童生徒数の推移で統合や校舎の位置を検討しているが、例えば本部となる中学校を一つ作り、ほかの地域の校舎を活用する方法もある。山武市は自然環境にも恵まれ、保護者の理解もある。子供たちが豊かで、健やかに育ってほしいという地域住民の気持ちを後世につなげていけるとよい。地域間の対立になるのではなく、知恵を出し合い、統合してほしい。
A. 学校も様々な形態があり、固定的な考えに縛られず、一番よい形を作っていきたいと思います。児童生徒数の推移をみますと、統合の組み合わせも確定的なことは言えません。成東中学校と成東東中学校が統合する場合は、成東中学校の校舎を利用する考えでおります。

Q. 成東中学校の建て替えについての要望だが、山武市はカーボンニュートラル宣言をしている。最大限に活用し、環境に配慮した建物や子供たちが勉強しやすい建物を考えてほしい。
A. カーボンニュートラルを意識し、今後計画するので活かせるようにしたいと思います。

Q. 学校用地が手狭で、将来的には用地取得を考えているようだが、具体的にどのぐらい広げたいのか。不可能なら、ほかの場所に変わる可能性もあるのか。
A. 譲っていただける土地があれば、用地取得を検討したいと思います。将来的に統合する可能性もありますので、道路の幅員も十分確保し、単なる老朽化対策にならないものを検討していきたいと思います。場所は、現在の位置で進めたいと考えています。

意見.

成東駅周辺の整備計画があるが、早急に北側に道路を作っていただきたい。緊急車両や通学バスも通れない恐れがあるので、防災対策をきちんとしていただきたい。

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