緊急地震速報の発表基準の変更について
令和5年2月1日より、緊急地震速報の発表基準が変更となり、長周期地震動階級が追加されます。
基準の変更って?
今まで震度4以上を予想した場合に緊急地震速報が発表されましたが、それに加え長周期地震動階級3以上を予測した場合にも緊急地震速報が発表されます。
長周期地震動ってなに?
簡単に言えば、揺れの周期が長い地震を言います。
東日本大震災などで体験したような、ゆっくりとした大きな揺れで、比較的遠い震源地で大きな地震が発生した場合に起こります。
長周期地震動が発生するとどうなるの?
高層ビル(14~15階以上)では揺れが増幅し、家具や什器が大きく移動することにより、室内の人がケガを負うこともあります。
日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震や南海トラフ地震の場合、津波が発生することもあります。
長周期地震動階級3以上って?
長周期地震動は1~4までの階級に区分されます。《高層ビルが対象です。》
長周期地震動階級 | 人の体感・行動 | 室内の状況 |
長周期地震動階級1
(やや大きな揺れ) |
室内にいたほとんどの人が揺れを感じる。 驚く人もいる。 |
ブラインドなど吊り下げものが大きく揺れる。 |
長周期地震動階級2
(大きな揺れ) |
室内で大きな揺れを感じ、物につかまりたいと感じる。物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。 |
キャスター付き什器がわずかに動く。棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある。 |
長周期地震動階級3
(非常に大きな揺れ) |
立っていることが困難になる。 | キャスター付き什器が大きく動く。固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある。 |
長周期地震動階級4
(極めて大きな揺れ) |
立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされる。 |
キャスター付き什器が大きく動き、転倒するものがある。固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。 |
緊急地震速報って?
防災行政無線(屋外スピーカー、戸別受信機)で発表されます。
文面は「緊急地震速報、強い揺れに注意してください。」
どうしたら良いの?
高層ビルにいる場合は、家具や什器が移動・転倒するので、固定された机の下に潜り込む、廊下等に移動するなど、周囲の状況に応じて、あわてずに、まず身の安全を確保することが必要です。
海に近い場合は、津波の発生を予期して避難行動(避難準備)を行いつつ、津波警報等の発表に注意してください。
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このページに関するお問い合わせは消防防災課 防災係です。
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メールでのお問い合わせはこちら- 2023年1月30日
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