真行寺廃寺跡出土墨書土器

武射寺

仏工舎
昭和56年から58年に千葉県文化財センターが実施した真行寺廃寺跡から金堂施設と講堂施設が確認され、それに伴って多数の瓦が出土した。その中には、紀寺式(7世紀末)の軒丸瓦が確認された。また昭和58年には早稲田大学考古学研究室が調査を実施し、鍛冶工房跡と墨書土器が多数検出された。中でも土器に墨書された「武射寺」や「仏工舎」は特出されるもので、和名類聚抄(平安時代中期の辞書)にも見えるこの地域は、武射郡に推定された地域でその物的証拠となる。
この墨書土器は奈良時代の8世紀中頃で、真行寺廃寺跡(7世紀末)が創建されたと推定される年代から後出するものであるが、創建後の熟成期に当たる時期であったとも推測される。
指定日:2014年12月2日
器種 | 口径 | 底径 | 器高 | |
---|---|---|---|---|
武射寺 | 坏 | 12.4センチ | 8.1センチ | 3.6センチ |
仏工舎 | 坏 | 12.2センチ | 8.8センチ | 5.1センチ |
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- 2020年2月18日
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