文化財・歴史

妙宣寺の仏像

「妙宣寺の仏像」の画像 妙宣寺は、山武市埴谷に所在します。当山は日蓮宗に属し、康安元年(1361年)埴谷城主埴谷備前守重義公(はにやびぜんのかみしげよし)の建立で、日英上人の開山である。
  また、日親ゆかりの寺としても知られています。日親は応永14年(1407年)にこの地に生まれ、日英上人の教えを受け、妙宣寺で出家し、現在の市川市の中山法華経寺に登り、京都などで活躍した人物です。
 やがて、21歳の時に、「立正治国論」を時の将軍足利義教に進言し、法華信仰をすすめたため、将軍の怒りにふれ拷問され、真っ赤な鍋を頭にかぶせられ、それに耐え、信念を貫いたことにより「鍋冠日親」と呼ばれるようになったとされる。
 指定文化財になっている仏像6躯は釈迦如来坐像(坐高43.5センチ)、多宝如来坐像(坐高42.7センチ)、ほか4菩薩像(上行菩薩坐像 28.5センチ、無辺行菩薩坐像 28.8センチ、浄行菩薩坐像 28.8センチ、安立行菩薩坐像 28.8センチ)で、昭和51年の修復により表面の金箔が新しく見えるが、仏像の衣や裳(もすそ)の先を台座より下部に垂らす姿が古式で、鎌倉時代から室町時代の特徴とされ、14世紀後半頃に作成されたものと推定されます。

所在地 : 山武市埴谷1396
指定日 : 2009年9月17日
管理者 : 妙宣寺

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