文化財・歴史

稲荷神社 大鳥居

稲荷神社 大鳥居

 稲荷神社の創建は伝承によると、南八区前里の小川治部大夫(屋号・源兵衛)が深くかかわっていると云う。御神体の神鏡及び金の稲穂は、当時寄進したものであると伝えられている。

 古文書等によれば弘長2年(1262年)、京都伏見稲荷大社分霊を勧請とある。弘長年間は、鎌倉の初期の頃である。祭神は、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)、享保20年(1735年)、第115代桜町天皇より、稲荷大明神に宣下されたものである。

 此の浦に於いて、漁業は(特に江戸時代地引網業)非常に盛んで、大規模な漁法で村にも網主なる者達が大漁と村人繁昌を祈願して、当稲荷神社の大鳥居を寄進した。この鳥居に使われた石材は、近在の産ではなく、遠く舟にて運ばれた御影石である。元文四巳年九月吉日(1739年)である。願主は当時の網主、秋葉太兵衛、土屋金右衛門、土屋伝左衛門である。

所在地 : 山武市蓮沼ニ
指定日 : 1998年10月29日

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