文化財・歴史

大堤権現塚古墳

大堤権現塚 大堤権現塚古墳

 

JR松尾駅から西方向に1キロメートル程離れた場所にある前方後円墳。大堤古墳群(9基)の主墳として遺存しています。墳丘の前方部には一部削平され箱根神社が祭られており、地区の人々が権現様と呼んでいるところから、権現塚古墳の名で親しまれています。古墳の全長は115メートル、前方部幅53メートル、後円部径55から60メートル、墳丘高は10から12メートルを測ります。また、周溝(ほり)は3重に巡り(平成3年確認)、古墳の総全長は174メートル、前方部側最大幅104メートル、後円部最大幅113.7メートルで、県内屈指の古墳として周知されています。
 石室の石棺部からは、頭椎大刀(かぶつちのたち)、圭頭大刀(けいとうたち)、刀身、金銅製刀子鞘(とうすさや)片、多数の鉄鏃、金銅製の耳環(じかん)、水晶製切子玉、翡翠製の勾玉、多数のガラス玉・小玉が出土しています。

 この古墳は、大型の古墳にもかかわらず埴輪をもたず、前方部方向が南方向に位置するなど特異な古墳として注目されています。

所在地 : 山武市松尾町大堤
指定日 : 1990年3月16日

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