デング熱・チクングニア熱について
デング熱・チクングニア熱とは
ジカウイルス感染症と同様、蚊を介して感染します。
デング熱は、通常2~15日の潜伏期後、急激な発熱で発症し、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状が見られます。通常、発症後2~7日で解熱し、発疹は解熱時期に出現します。デング熱患者の一部は、まれに重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症することがあり、早期に適切な治療が行われなければ死に至ることがあります。
チクングニア熱は、通常2~12日の潜伏期後、患者の大多数は急性熱性疾患を発症し、発熱と関節痛などの症状が見られ、8割程度の方に発疹が出現します。関節痛は、四肢(遠位)に強く対称性で、その頻度は手首、足首、指趾、膝、肘、肩の7順で、関節の炎症や腫脹を伴う場合もあります。また、関節痛は、急性症状が軽快した後も、数週間から数か月にわたって続く場合があります。その他の症状としては、全身倦怠感・頭痛・筋肉痛・リンパ節腫脹、血液所見では、リンパ球減少・血小板減少が認められます。重症例では神経症状(脳症)や劇症肝炎が報告されています。
感染経路
基本的には人から人へは感染しませんが、輸血や性行為によって感染する場合もあります。
多くはウイルスを持った蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)に刺されることで感染します。
治療
デングウイルス・チクングニアウイルスに対する特別の治療はないため、対症療法(病気の根本的な治療ではなく、その時の症状を軽くするために行われる治療法)が中心です。
症状は、デング熱でおおむね1週間程度、チクングニア熱でおおむね2週間程度で回復することがほとんどです。
現在のところ、抗ウイルス薬はありません。
予防法
蚊に刺されることで感染しますので、蚊に刺されないように工夫しましょう。
蚊にさされないための対策としては、屋外での作業などには長そで・長ズボンを着用し素足は避ける、虫よけスプレーなどを使う、屋内でも蚊にさされないように蚊取り線香などを使用しての蚊の駆除等を行うことなどがあります。
なお、現在のところ、デング熱・チクングニア熱に有効なワクチンはありません。
関連リンク
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問い合わせ先
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- 2020年2月12日
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