山武市のごみ総排出量は平成21年度〜平成29年度までは減少傾向にありましたが、平成30年度以降は増加傾向にあります。
※「ごみ排出総量」とは、各年度の次のごみ(一般廃棄物)の量の合計値です。
人口の変化を反映した市民1人1日あたりの家庭ごみ排出量は、平成20年度から増加傾向にあり、令和元年度で545g/日にあたります。
これは、千葉県の目標としている県民1人当たりの1日の家庭ごみ排出量500g/日を約50gオーバーしており、千葉県内の平均値507g/日(平成30年度)を約40gオーバーしている状況です。50gという重量は、およそバナナ1本分の皮、もしくはティッシュの外箱3コ分と同等であることから、市民1人1日あたりの家庭ごみ排出量を500g/日以下に抑えることは難しくありません。
※「市民1人1日あたりの家庭ごみ排出量」とは、家庭から排出されたごみ(可燃ごみ+不燃ごみ+有害ごみ+資源ごみ)から資源ごみを除き、各年度の10月1日現在の住民基本台帳の人口と年度の日数(365日または366日)で割った数値のことです。
上の図で分かる通り、山武市では人口が減少傾向にあるにもかかわらず、家庭からのごみ排出量は増加傾向にあります。
家庭ごみの内訳(下図)を見てみると、その多くは可燃ごみであることがわかります。
排出された「可燃ごみ」の多くは、処理場で細かく砕かれたのち焼却処理され、その後、排出される焼却灰は「不燃ごみ」の一部とともに埋立地へ埋められます。もちろん埋立地は無限に使えるわけではなく、ごみが増え続ければ新たな埋立地が必要となります。また、ごみ処理には膨大なエネルギーを必要とし、二酸化炭素を大量に排出するほか、多額の費用がかかります。山武市で令和元年度に負担した金額はおよそ4億3000万円(市民1人あたり年間およそ8500円の負担)でした。人口が減る中で、ごみが増えるということは、市民1人あたりの負担が大きくなるということでもあります。地球環境や自分たちの負担を抑えるためにも、ごみの減量化が必要となります。
私たちが自分たちの生活の中で地球温暖化を防止し、余計なごみを出さないようにするために、いくつかのポイントが考えられます。
ごみを減らすために、まずは、ごみを発生させないための工夫が必要です。目には見えにくい取り組みですが、とても効果の大きい取り組みとなります。
家庭から出る可燃ごみの約2割は生ごみです(重量比)。その中には水切りしていないものや、消費期限切れで捨てられた手付かずの食材も含まれています。
ほんの少しの工夫で生ごみの量は減らせます。生ごみを減らすために次のことに気をつけてみましょう。
家庭から出るごみの約4割は紙類や布類です(重量比)。その中にはリサイクル可能な古本、雑誌、雑紙などが多量に含まれていると考えられます。市内には、これらの資源をできるだけ回収するためにリサイクル倉庫を設置しています。リサイクル倉庫の利用料金はかからないため、分別や利用方法を守ってぜひ活用しましょう。
また、地域で行われる資源回収運動にも積極的に参加し、リサイクル可能な資源を集めることに協力しましょう。
リユースとは物を繰り返し使うこと、つまり、物を大切にして何回も繰り返し使うことで、簡単にごみとして捨てないようにすることです。具体的には次のことに気を付けましょう。
本、CD、洋服、電化製品、家具などで、まだ使えるものはリサイクルショップに引取ってもらいましょう。
お引越しの際などは、不要となった大量のごみが発生する場合があるため、リサイクル可能なものは分別し、リサイクル倉庫や、リサイクルショップを可能な限り利用しましょう。
地域ごとに収集される「資源ごみ」は、分別された種類ごとにそれぞれの方法で再資源化されます。その際に、ペットボトルのラベルとキャップを外すことは、再資源された商品の価値を高めますし、逆に、タバコの吸い殻などが混入したカンは再資源化できず、資源化された商品全体の価値を落とすことさえあります。指定のごみ袋で出す資源ごみについても、ルールを守ってごみ出ししましょう。
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