SAMMU MAGAZINE 2026 Vol.6
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山武弓具店山武と弓道山武の山深い林を背に「山武弓道館」と書かれた建物がある。キセル職人だった祖父が弓具作りをはじめたのは設し、訪れた射手(弓を引く人)の人たちが泊まれる宿泊所を併設したことで、当時の山武地域は弓道愛好家で賑わった。現在は宿泊所を閉館し、3代目井野堅けんじ志さんと弟の浩こうじ志さんが、弓具の生産と販売を手がける「山武弓具店」を営まれ、一方で海外を含めた弓道の普及活動に尽力されている。弓道は、人ではなく的を相手とする武道だ。それゆえ、体力以上に精神力や集中力が重視されることから、老若男女問わず幅広い層が長く楽しめる武道として、国内のみならず海外での人気も高い。また、弓道は体格や体力に合わせた道具選びが大切で、弓のサイズにはじまり、弓に合った弦の長さや太さなど、それぞれの射手に合わせた緻密な調整が正確な行射(弓を引くこと)に繋がる。これまで三代にわたり培った経験と実績から、自分に合う道具を求めて「山武弓具店」を訪れるお客さんは多い。狩猟時代の弓矢からはじまり、武器として使われた戦国期を経て、弓術か18もっともっともっともっとさんむさんむno.0480年前。それから父の代で弓道場を開

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