考える森の授業 今日は、山武市が主催する森林環境教育プログラムの一環で、昨年よりスタートした日向の森での課外授業の日。授業にあたって、中学1年生のみなさんにそれぞれの「ふるさと」について考えて来てもらっているようだ。若干13歳の若者にとっての「ふるさと」とは、一体どんなイメージを持っているのだろうか。森林環境教育プログラムは、NPO法人「CHARCOAL&AXE」の栗原さんと佐瀬さんが中心となって、市内の中学1年生を対象に、様々な森での体験を通して自然環境の大切さについて学んでもらう取り組みだ。ふたりの肩書きは「空※1師(そらし)」。〝環境のつくりなおし〟をスローガンに、森林保全活動を通して、かつて人間と森とが共存していた、〝ちょうどいい関係〟の再構築を目指している。いつもは海の近くで学校生活を送る成東東中学校の1年生のみんなが、今日は森の授業にやって来た。テーマは「炭素を巡る」。炭素は、人間を含めたすべての生き物にとって必要不可欠な要素のひとつ。実際に森の中でどのような役割を果たし、普段どこに潜み、どんな働きをし、どうやって循環して我々人間と関わっているのか。その巡りを追いかける、実践型体験アドベンチャーツアーだ。「炭素を追いかける」グループと、「炭素をつかまえる」グループに分かれて出発し、森について考えてみる。森にある木や草や花や虫は、どうやって共存し関係しているのだろうか。竹を切り倒し、竹を割って、火に焚べ、炭をつくる。そのメカニズムから、炭素の巡りを体験する。普段とは違う森の授業に、子どもたちの好奇心と探究心が高まっているのが、表情から伝わってくる。山武には森があって海がある。森に08Pt.Pt.0404SM/06SM/06 古来から続く技術職で、単に伐採するだけではなく、木の健康状態や価値を見極める知識が必要とされている。「未来のふるさと」自然と環境と未来を
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