頼もしいあの人の︑頼れる野菜たち︒午前の練習を終えて引き上げてきた選手たちは皆、空腹の色を隠せないでいる。今日のランチは、「ゆで鶏の甘辛ソース」と「グリーンカレー」をメインに、「きゅうりとチキンのサラダ」「つるむらさきのナンプラー炒め」それに「じゃこキャベツ」といった、野菜を豊富に使った料理が数多く並ぶ。ここ渋谷区スポーツセンターに併設した「カラダ・サポートCAFEハチドリ」では、アスリートフードマイスターの資格を持つ大おぎう給ゅさんが、健康な身体づくりをモットーに、安心でヘルシーな食事を提供している。その資格を活かし、施設を練習拠点とする地元サッカークラブ「SHIBUYACITYFC」の選手たちを、食事でサポートしているという訳だ。タンパク質重視になりがちなアスリートの献立てにおいて、野菜の役割は大きい。今日も料理に使われた色とりどりの野菜は、山武「三つ豆ファーム」山木幸介・はるこご夫妻が手がけた野菜の数々だ。季節ごとに届く、大地のエネルギーをふんだんに吸収した野菜は、選手たちのパフォーマンス向上に欠かせない存在になっている。さぁ、食事が始まった。豪快な食べっぷりは、さすがアスリート。毎回の完食に、大給さんは安心すると言う。ただ、そんな大給さんの唯一の悩みが、人参嫌いな選手がいること。手を変え品を変えチャレンジするも、未だ克服には至っていないらしい。最早、サポーターを通り越して、人参嫌い克服を見守る母心のような心境だと大給さんは話す。今日も完食。満腹になった選手たちは、これからはじまる大会を前に、サッカー談義に盛り上がる。がんばれ!SHIBUYACITYFC!人参好きのボクは、毎朝「三つ豆ファーム」さんの人参ジュースを飲む練習後のランチが楽しみだと言う「SHIBUYA CITY FC」のみなさん。食後はいつもサッカー談義に盛り上がる07
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