金剛勝寺の彫刻

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年3月1日

金剛勝寺の彫刻 

 山武市戸田の金剛勝寺所蔵。銅像阿弥陀如来(どうぞうあみだにょらい)及び両脇侍立像(りょうわきじりゅうぞう)と木造愛染明王座像(もくぞうあいぜんみょうおうざぞう)4体である。

銅造阿弥陀如来及び両脇待立像

 本三尊像は、1つの船形光背に阿弥陀如来像の中尊と観音、勢至菩薩が両脇に立つ三尊形式で、藤原時代の末ごろから鎌倉時代にかけて全国的に盛んに造立された信濃善光寺の秘仏阿弥陀如来像三尊をモデルにした銅像造り三尊仏。

 なお、当寺の三尊像は、県内でも大きな法量(中尊49.3センチメートル、両脇侍34.5センチメートル)を持っており、像容も形式化が少なく、作期も鎌倉時代と思われる。

木造愛染明王座像

 木造、彩色、玉眼、寄木造り。頭は、正中で左右の面部材を寄せ、玉眼を嵌入している。彩色は肉身部が赤、上はく部が金箔押、炎髪はさび漆、頭部獅子頭は黒である。法量は109.5センチメートル(台座を含むと216センチメートルになる)ある。作期は「元禄2年三度目の修復をする」と記されているので、江戸時代以前の作と思われる。

所在地 : 山武市戸田
指定日 : 1986年5月9日