海獣葡萄鏡

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年3月1日

海獣葡萄鏡 

 海獣葡萄鏡は中国唐代(618年から907年)に流行した鏡である。
 鏡背は内区・外区に区別され、内区中央には紐を通す鈕、鈕を取囲むように4匹の海獣、外区に6羽の鳥が配置され、内外区全域に葡萄文が施されている。海獣・葡萄文はササン朝ペルシャ・西域地方にも見られるが、複合させて一種の図柄として構成したことは、唐文化の一つの特徴である。
 日本では古墳から発見されたり、社寺の伝世品として今日に伝承されている。

 本鏡も西湯坂の真行寺家に伝承されていることから湯坂古墳群〔総数25基、前方後円墳1基、円墳24基(内5基調査済み)〕に関係するものと考えられる。
 本鏡は湯坂古墳群の解明だけでなく本市に所在する古墳群解明の貴重な資料である。

所在地 : 山武市西湯坂
指定日 :  1982年9月11日