朝日ノ岡古墳

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年3月1日

朝日ノ岡古墳 

 蕪木古墳群の主墳とみられる朝日ノ岡古墳は、松尾駅の北方1月5日キロメートルの丘陵上に存在する前方後円墳です。この古墳の埋葬施設はせん敷き石室(木炭・焼土・粘土で固めた壁でできている)で、全国的に珍しいものとされています。蕪木の八幡神社の境内にあって、現在は原形を失ってしまいましたが、かつては周囲に二重の周溝を巡らした完全な前方後円墳でした。
 古墳の規模は、主軸長76メートル、幅40メートル、後円部径48メートル、高さは6月2日メートル(比高)で、戦後全国で発掘された古墳のうちでは最大級のものでした。発見された埴輪には男女の完全な人形埴輪をはじめ、180センチメートル以上もある見事な馬の埴輪や、鶏・水鳥・家型など各種の形象埴輪があり、また出土した武人・婦人の埴輪には異形の冠をつけ、女は髪をみずらに結び、武人は袴足結びひもがはっきりと認められ、着衣は左衽に着付けられていました。このような貴重な出土品によって、この古墳は上代武射国造に属する豪族のものとされています。